【ICO】 Traceto.io GBX(ジブラルタルブロックチェーン取引所)で最初のICO

【ICO】 Traceto.io GBX(ジブラルタルブロックチェーン取引所)で最初のICO

どうも。MH(@MH0321301)です。今日はGBX(ジブラルタルブロックチェーン取引所)で実施される最初のICO Trace.io について書きたいと思います。

GBX(ジブラルタルブロックチェーン取引所)については以前の記事で解説していますので、こちらから確認してください。

ついにGBXが始動するということで、200件もの申請があった中で選ばれたプロジェクトがどのようなものなのか、見ていこうと思います。

Traceto.ioはKYC(Know Your Customer)、つまり本人確認についてのプロジェクトです。

ちなみにGBXはヨーロッパ向けの取引所であり、日本人は登録できず、ICOには参加できません。

QUIOINEのメインパートナーであるGBXの動向把握及び銘柄紹介だと思って、ご覧いただけると幸いです。

Traceto.io とは

公式サイト:traceto.io

ホワイトペーパー:TRACETO.IO AND T2T TOKEN SALE WHITEPAPER

Traceto.ioはスマートコントラクト、AI技術が組み込まれた分散型KYCネットワークです。

単位にはT2Tが用いられます。

Cypnosis Solutions社によって開発が進められています。

Cypnosis Solutions社は、シンガポールに設立されたRegTech会社であり、Traceto.ioの開発チームは銀行及びRegTechに関して合計50年以上の経験を持ちます。

また、50以上の仮想通貨に関連するクライアントとのパイプを持っており、マネーロンダリング対策、テロ資金調達対策、及びKYC関連の手続きなど規制に関してクライアントを援助しています。

RegTechとは?

「Regulation(規制)」+「Technology(技術)」によって作られた造語です。技術によって金融規制を管理することを意味しています。

KYCとは

KYCとは、Know Your Customerの略であり、口座を開設するときなどに行う本人確認、身分証明のことを指します。

銀行や取引所は、顧客とビジネスでの関係を築く前に、顧客について様々なリスクについて評価する必要があります。

例えば、マネーロンダリングや、テロ組織の資金調達への関与、顧客の支払い能力不足などです。

仮想通貨は、匿名性の高いものも多く存在しており、マネーロンダリングとテロ資金調達に関して、特に懸念する必要があります。

そのためKYCのプロセスにおいて、AML(Anti Money Laundering)、CTF(Counter Terrorism Financing)が重要視されています。

AML(Anti Money Laundering)とは?

マネーロンダリングに対しての対策のこと。金融システムを通して、不正に入手された資金の流れを止めるように規制を実施します。

CTF(Counter Terrorism Financing)とは?

テロリストやテロ組織への財源の流れを断ち切るための一連の統制のこと。

現状のKYCの問題

内容についての問題

仮想通貨に関しては、世界各国でも法整備がまだまだ追いついておらず、他の金融商品に比べ、企業ごとにKYCの内容に差が見られます。

そのため、いくつか問題が発生します。

KYCの企業間ギャップによる問題・法整備が進んでおらず、規制が緩いことを悪用して、AML、CTFよりも匿名性を重視する企業が発生する

・利益や成長を優先する企業では、コンプライアンスに割り当てられる優先順位が低い

・完璧なKYCプロセスを構築するための予算と経験のある担当者の不足している

 

プロセスについての問題

世界的な金融危機以来、規制当局と企業はどちらもKYC基準を強化してきました。

ISISやその他のテロリズムが問題となったことで、関係機関もKYCの核となるAMLやCTFのプロセスに細心の注意を払っています。

しかし、現行のKYCプロセスは、十分に規制が機能し始めてはいるものの、かなり非効率な面があります。

 

KYCプロセスの3つの課題1. E-KYC(Electoric-Know Your Customer):インターネットで行われる非対面のKYCは追加書類の提出が必要となりますが、その手続きは標準化されておらず、企業ごとに異っています。

2. Manual:現行のKYCプロセスは多くが手動で行われています。これは非効率でエラーが発生しやすく、顧客を逃すケースもあります。

3. Analog:現行のKYCプロセスでは、紙ベースでデータが管理されており、無駄が多く発生します。E-KYCに移行する際も互換性に問題が生まれます。

仮想通貨の拡大に伴い、より効率的なKYCプロセスが求められています。

これらの問題の多くは、ブロックチェーン技術を用いることで克服が可能です。

Traceto.io の機能

ここまで長々とKYCについて書いてきましたが、ここからは実際にTraceto.ioがどのような機能を持つのか解説していきます。

Traceto.ioが最も重要視しているのは、やはりAML、CTFです。

そして開発が進むにつれて、顧客の製品への適合性や信用価値に関しても対応させていく予定のようです。

4つの基本的な質問による枠組み

開発チームはKYCを行う上で企業が顧客について知るべき、4つの基本的な質問を定義しています。

 

KYCにおける4つの基本的な質問Who are you? :最も基本的な質問です。パスポート運転免許証など政府が発行する物理的な証明書で提示されます。

Who are you not? :顧客の持つリスクを評価する必要があります。PEP(重要な公的地位を有する者)、制裁を受けている人やテロリスト及び有害なメディアには最も注意が必要です。

Are you still who you say you are? :アイデンティティや活動は時間の経過と共に変化する可能性があり、継続して基準に準拠しているのか確認する必要があります。

What did you do? :KYCは最終的に取引に繋がります。疑わしい、もしくは詐欺的な取引を監視し、資金源を特定する必要があります。

この基本の枠組みに、スマートコントラクト、AIを融合させることで、仮想通貨業界に現実世界の標準KYCソリューションを供給します。


エコシステム

現行のKYCでは、私たちユーザーが企業に直接データを提出していました。

しかしTraceto.ioのネットワークを利用することでその必要はなく、Traceto.ioのDApp(分散型アプリケーション)にデータをアップロードすることになります。

アップロードしたデータは暗号化された形でブロックチェーン上に保存されます。

取引所やICOは、Traceto.ioのネットワークからユーザーのKYCスコアのみを受け取ります。

Traceto.ioが一手にKYCを担うことで現在問題となっている、企業ごとのKYCの差や、コンプライアンスに対しての優先順位の低さ、経験不足などが一気に解消されます。

また、エラーも減少し、今よりも格段に効率化されます。

Traceto.ioではデータの検証にも工夫がこらしてあります。

データの検証を行うのは、DAppのプロバイダだけでなく、コミュニティから有志を検証者として募り、ネットワークに参加してもらいます。

検証者になるには厳しい審査がありますが、検証を行うことで報酬を得ることが出来ます。

さらにはデータをAIに学習させていくことで、プロバイダ、コミュニティからの検証者、AIと3重にデータの検証を行います。

アップロードされたデータは、継続的に基準を満たしているかの確認や取引の監視にも用いられます。

これらの一連の流れをスマートコントラクトを使って

簡単にまとめましたが、実際には下の図のようなもっと複雑なエコシステムとなっています。

詳しくはホワイトペーパーをご覧ください。

 

T2Tについて

Traceto.ioではT2T(Traceto Token)が発行されます。

T2TはERC20トークンです。

取引所やICOなどのKYCサービスを利用するリクエスタは、T2Tを支払う必要があります

また、プロバイダや検証者はそのT2Tを報酬として受け取ることになります

有志は審査を通れば、検証者になることが出来ますが、検証者は一定のT2Tを保持しておく必要があり、必要な量はTraceto.ioのネットワークが拡大するにつれて増加します。

経営陣・アドバイザー

経営陣・アドバイザーは以下のような顔ぶれになっています。

金融業界の経験が豊富なメンバーがそろっている他、KyberNetwork関係者がアドバイザーとして多く見られます。

これはTraceto.ioとKyberNetworkが提携しているからであり、Traceto.ioのChionh Chye Kit CEOもKyberNetworkのアドバイザーを務めています。

経営陣の細かい情報はワイトペーパーに載っていますので、知りたい方は各自確認してください。

↓GBXのNick Cowan CEOとTraceto.ioのChionh Chye Kit CEOのAMA

ICO

ICOは3つの期間に分かれており、それぞれ参加条件などが異なります。

Phase 1: Early Access Sale
Start: 4th April 2018 12:30:00 (SGT)
End: 5th April 2018 12:30:00 (SGT)
Phase 2: General Public Token Sale Round 1
Start: 5th April 2018 15:00:00 (SGT)
End: 7th April 2018 12:00:00 (SGT)
Phase 3: General Public Token Sale Round 2
Start: 7th April 2018 15:00:00 (SGT)
End: 30th April 2018 12:29:59 (SGT)

しかし私たち日本人は参加できないため、細かい情報は省略したいと思います。

詳しくは以下のサイトをご覧ください。

さいごに

以上、GBXで実施される最初のICO、Traceto.ioについての記事でした。

KYCについてのネットワークということでしたが、仮想通貨では今後「規制」が大きな鍵となってくるでしょうから、KYCサービスの需要は高まっていくのではないかと思います。

ただCivicなど競合も存在しているので、後発のTraceto.ioがどこまで行けるかはまだまだ未知数です。

今回はホワイトペーパーがかなり難解で(そこまで読んだことがあるわけではないのでこれで普通なのかもしれませんが)、完璧に理解できていない可能性もありますので、詳しく知りたい方は自身で読んでいただく方がいいと思います。

もし解釈にミスがありましたら、指摘して頂けると助かります。

GBX関連カテゴリの最新記事